4月の歌「花の街」

ハッピーシャワータイムの4月の歌は、「花の街」です。

花の街
作詞 江間章子
作曲 團伊玖磨

この歌を歌い始めた頃、お教室の方から「作詞者の江間章子さんは世田谷区の名誉区民ですよ。世田谷区役所のところに肖像画が飾られています。」と、教えて頂きました。
私は実際見たことがないのですが、今でもあるのでしょうか?
区役所にいかれた際はぜひ探してみてください。

この曲には終戦後「たくさんの方に夢を与えるような詩を」そんな江間さんの思いが、沢山詰まっています。
この曲のエピソードや、江間さんの実際の言葉は多く残っています。

ここにご紹介することによって、曲への深い理解と、また今のこの時期の新たな心の解放につなげていただければ、とても嬉しいです。

以下江間さんの言葉です。

「花の街」は 私の幻想の街です。戦争が終わり平和が訪れた地上は瓦礫の山と一面の焦土に覆われていました。
その中に立った私は夢を描いたのです。ハイビスカスの花が中空に浮かんでいる平和と言う名から生まれた美しい花の街を。
詩の中にある「泣いていたよ街の角で・・・」の部分は、戦争によって様々な苦しみや悲しみを味わった人々の姿を映したものです。
「中学生の音楽1」(教育芸術社平成9年)より

昭和21年「たくさんの人に夢を与えるような詩を」依頼され、それを聞いて江間さんの頭にひらめいたのが神戸の町だったそうです。
「私が乙女心に憧れていたのは神戸でした。でも1度も行った事は無いんですよ。おまけに当時の東京は焼け跡だらけ、ですから未だ見たことのない憧れの神戸はさぞかしお花の咲き乱れている美しい街だろうと想像しましたらね、早く日本のどこへ行ってもそうあって欲しいと言う願望を込めて書いたんですよ」
池田小百合「なっとく童謡唱歌」より

神戸の震災の後もこの歌にとても励まされたそうです。

1.七色の谷を越えて 流れてゆく 風のリボン
  輪になって 輪になって かけて行ったよ
  春よ春よと かけて行ったよ

2.美しい海を見たよ あふれていた 花の街よ
  輪になって 輪になって 踊っていたよ
  春よ春よと 踊っていたよ

江間さんの言葉を知らなければ、この1番2番の歌詞はとても不思議ですよね!
知ってからは3番の歌詞がとても悲しい。胸が熱くなってしまいます。

3.すみれ色してた窓で 泣いていたよ 街の角で
  輪になって 輪になって 春の夕暮れ
  一人さびしく 泣いていたよ

歌にはたくさんの想いが詰まっています。それを紐ときながら歌うと、また違う景色が見えてきます。
楽しい思い嬉しい思い悲しい思い、たくさん経験してきた今でこそ、年齢を重ねた今でこそ歌える歌があります。

ご自分の思いを自由に表現して歌っていただければとても嬉しいです。

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